絵本の読み聞かせクリスマス(ふくちやまCAPさんの報告より抜粋)

子どもの未来応援基金の支援を受け実施しています

12月10日(土)10時~12時

「絵本でクリスマスを楽しもう!」&「クリスマスカードを作って、大切な人に送ろう!」&「みんなでクリスマスの歌を歌おう!」12月になり、京都北部の朝は霧が出やすく気温も上がりません。部屋の中で子どもも大人も楽しく過ごす、クリスマス会のような絵本の読み聞かせ会を実施した。

(内容)

クリスマスを題材にした絵本は数多く、内容もさまざまである。子どもたちに読んでほしい絵本を選んでもらいながら、

楽しい時間を大人も子どもも一緒に過ごしました。

子どもたちが大切に思っている人に送るクリスマスカードを作りました。

   

・今回もSNSでの広報、チラシを児童館に置いての広報、前回参加者へのお知らせ、登校班の集合場所で保護者に対してお知らせをした。4回目になる今回の参加者は、子どもも大人も、リピーターとこれまでに参加された方からの口コミ、おすすめで参加されていた。

・今回は部屋の中で実施する企画。並べられたクリスマスの絵本は、表紙を見ているだけでも、クリスマスの楽しさが伝わってくるようです。

・子どもたちが読んでほしい絵本をリクエストして読んでもらうと、自分を大切にしてもらった感覚が生まれます。

・絵本の前に立って、かぶりつきで聞いている子どもも、「後ろの子が見えるように座ってね」と言葉をかけられて静かに姿勢を低くしてくれる。どの子も、みんなの楽しい時間を大事にしようとしているのが感じられました。

・カード作りの体験は、一緒にいなくても、大事な人に「大切だと思っている」気持ちが伝わるツール作りでもあり、普段とは違うコミュニケーションを体験してもらえました。

・子どもたちは、カードに添えるペーパーツリーの色を選び、デコレーションをして、自分の感性で作り上げる達成感があったようです。

・友達のカードに「これもいいやん!」「それええなあ」とお互いのカードをほめあう時間ができました。

・一緒に作ることで、知らない友達どうしでも、自然と言葉のやり取りが生まれました。

・子どもたちは普段遊んだことが無い友達とも楽しい時間を過ごすことで、異年齢にも顔見知りの関係ができました。地域の小学校で過ごす(あるいは進学する)子どもにとって、絵本を通して楽しい時間を過ごせ上級生・下級生との関係ができたことは、今後の学校・地域での安心にもつながることと思います。

・子どもたちと過ごす大人がいることで、親以外の大人と接し、親以外の大人と話をする体験が、子どもにとって顔見知りの大人を増やすことにもなり、地域での暮らしに安心を与えることになります。

・読み聞かせ・カード作りをして、空腹に気付く子どもたちに、いいタイミングでホカホカのアメリカンドッグが提供された。朝の霧も晴れて、暖かい日差しのデッキに座り、仲よく頬張る姿が印象的でした。D1カフェさんに感謝します。

・全4回を通して天気に恵まれた。D1カフェさんの店のコンセプトとオープンなロケーションの魅力に子どもも大人も親しんでいました。

 

(課題)

・クリスマス会でもあり、欲張って詰め込みすぎたため、時間配分がタイトになり、スタッフの負担が増えました。

・チラシは目にしていても直接参加の動機になったのは口コミでした。子育て中はゆっくり情報を精査する時間も無く、安心できる知り合いの実体験を含む口コミの情報の力が大きいと思われます。これは子どもたちにとっても同様でした。

・はじめて参加された保護者の方は「お友達から教えてもらって来ました。自分の子どもはとても絵本が好きです。こんな風に(外のデッキで読んでも、ソファに座って読んでもOKな)ゆっくり絵本を楽しめる場所とは知りませんでした。」と感想を寄せられました。また、子どもだけでなく、自分自身がストレスのない楽しい時間を過ごせているかが、再訪のカギにもなっているようです。

・カードを作りながら歌を口ずさむ参加ができたように思う。あるいはおやつの時間にデッキで歌う事も出来たように振り返っている。練習中のギターの伴奏の音が心地よく、みんなの良く知っているクリスマスの歌は自然と口について出たのではないかと感じています。

カード作りについては、当初、絵を描く予定でしたが、子どもたちの年齢がバラバラであり、広く場所を取れない部屋では、汚してしまうことと、時間的な余裕が無くなる可能性が大きく、変更する必要がありました。

・予想はしていたが、コロナの接触者が家族にあり参加できないかった方もいました。冬になり、家族の病気や介護に時間が取られて参加できなかった方もいました。今更ながら、コロナ・冬の企画の難しさを感じました。