廃校活用で篠山市の里山工房くもべ、SHUKUBA福住、おくも村の3か所に視察に行ってきました。

くもべではコミュニティカフェと農産物の直売、それと空き教室の貸し出しを行っており、貸し教室には手作りの靴やさんや革製品の加工所などが陽っており、直接そこで販売もされておられるので県内外から多くの人が来られるとの事でした。

福住は地域全体が国の重要伝統的建造物保存地区に指定されているところで、古民家を改装したベーカリーや喫茶店、手作りのスピーカーを製造しているメーカーなどが特徴のある商いをされているところでした。その中心部に有る福住小学校の廃校利用としてNPO法人SHUKUBA福住は建物の管理と運営を任されており、農産品の加工所では製品加工の相談から小ロットの生産までを引き受けていて、これから地域産品の加工をしていきたいと思っている農家などのお手伝いをされています。また海外で活躍してきたアーチストも部屋を借りていて個展や作品の制作もされており特徴のある運営をされています。

最後のおくも村は小学校まるごと宿泊施設というコンセプトで1日に一組だけに学校丸ごと貸し出されています。まだ比較的新しい建物でミニコンサートも等も開けるような場所も準備されています。

どの施設も篠山市が今年度より建物の維持に指定管理料を払っており、自主事業の収入と合わせて廃校を地域の財産、資源として大事にされている事がとても素晴らしく思えます。またどの施設も避難所に指定されており、そのための改修に3000万円から4500万円の費用が投じられている事をお聞きしました。